Kehre. に参加します

Kehre. という音楽ユニットに参加させていただくことになりました。VJ と広報担当いたします。総指揮の倫奈さん(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1377881)と Vo. の karaさん(http://blog.livedoor.jp/oxygen1020/)がメンバー、公式サイトは http://kehre.org/ こちらになります。3月か4月にライブで、それまでは Web の再構築などその他の広報や仕込みに力を注ぎます。一言で表すなら色の濃いユニット、CD では伝わらないオーラと催眠力が特徴です。各々特化しているものが異なりますので、まずはアンバランスさが生み出す美しさを追求していけたら、普段は眠っている二百幾つの感覚のうちどれかを刺激できて面白いだろうと楽しみにしています。3人が向き合った構図は、シュルレアリスムの源泉であるロートレ・アモン著『マルドロールの歌』の有名な一小節のようだったと想像しています。

対人面に於いても創作面に於いても、シンメトリーな形、あるいは一定形式を求める思考に囚われてしまうのがヒトの性だけれど、個人では一生かけても処理が追いつかないし途中で諦めなければ破綻してしまうようにできている。自我の膨張はやがて内的世界の共有に結びつくことを知っていても、表層意識の欲求と深層意識の欲求は後天的に得た知識のせいで常に倒錯しており均衡が取れないから。しかし自分にない素晴らしい才能と接触することで、組織としても個人としても進化できると思う。それは自分と他人の区別がつかない子供の頃までは誰もが当たり前のようにできていたはずのこと。最近はよく16歳の時分に描いた絵空事が現実になったかのような錯覚に陥る。喉元過ぎればなんとやらで恐怖感は既にないが、机の匂いしかしない集団のなかに入るたび、一人部屋にいたときの仄かに青みがかった薄闇が懐かしくなって、負の感情もきれいな旋律として伝染すればよいのにと思っていた。