過渡期はいつまでつづくのか?

雑誌『web creators』の7月号をぱらぱら捲っていたのですが、今頃になってようやく CSS によるレイアウティングが特集されており溜息をつきました。既に5年前から海外の Webサイト群では常識となっていたことで、日本の先行きが不安でなりません。

http://www.atziluth.jp/upload/css.zip これを解凍すると bbs.css と _ideal.css というファイルがでてきます。まずは後者のほうを前者に @import url(./_ideal.css); とインポートすれば、ブラウザに予め組みこまれている dtd をリセットでき、クロスブラウザ対策は万全かもしれません。ただ、WindowsMacsafari)では padding の解釈が違うので注意したいところ。いっそのこと XML でデータベースを構築し、インターフェイスFLASH にしたほうが巧くいくような気がします。

qam という ML にはいっているのですが、業界でトップの方々しか発言をしていないので敷居が高くてなりません。それでも刺激を与えてくれるよいことがたくさん流れてきます。招待制ですので、入会をご希望の方は webmaster@dolice.net までご一報ください。

mixi などのコミュニケーションツールは注目を浴びるまでどのくらいかかったのでしょうか。ぼくは現在の掲示板というコミュニケーションツールに疑問を抱いています。過去に Web 検索サイトをつくったことがあり、そのときはユーザーの入力した文節を折りたたみ式の円いシンボルとし、それぞれの記事に含まれる単語をキーワードとしてデータベース化したのち、グラフィカルな曲線でそれらを繋げていき、ひとつの宇宙を表現するといったことをしました。はてなダイアリーにもそろそろセカンドシーズンを迎えてほしいところです。

以上、寂しがり屋なぼくからのささやかな我侭でした。

http://www.hoogerbrugge.com/ ブラックジョークが利いていて面白いです。http://www.nhk.or.jp/dig/monomania/ バッググラウンドに走るシステムがしっかりと構築されているのがみてとれます。http://www.pixel-industries.com/ 神経質で精微な表現手法。http://www.frosch-studio.com/ 情報デザインとしては難がありますが、思わず引きこまれてしまいます。http://www.xiiin.com/ ぼくにはとても敵いません。

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《1》女性のイメージの色彩を適量まで落として、複製したレイヤーを上から重ねフィルタの "ぼかし→ガウス"を適応し、属性をソフトライトにする。
《2》"マグネット選択ツール" で人物の髪を切り抜き、解像度を 300dpi まで上げてからフィルタを適応し元の解像度に戻す。インパクトを与えたいので、それからレイヤーの属性をハードライト or 覆い焼き(リニア)に設定したのち、レイヤー効果の "グラデーションオーバーレイ" を工夫して適応。
《3》マグネット選択ツールで肌の部分を切り抜き、クイックマスクモードに変更してペンツールや鉛筆ツールでパスを取る。適度に回転とゆがみを与え、上から新規調整レイヤーのトーンカーブを適応し、さらにレイヤーの属性をスクリーンに設定して仕上げた。

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