原型 -archetype-

現在は常光寺サイトの構築に夢中で、余った時間に制作ノートを書いています。

構築前に目を肥やさなければと2年〜3年ぶりに他のサイトや街並みのオブジェなどを観て回っていました。初めは嫌でも比較してしまうので、真似せずとも刷り込み効果により妥協点が高まり、作っては迷い壊しては作り直すというプロセスを踏んでいます。そして最終的には自分なりに描いているビジョンを自分なりの方法で実現させるのが最速で楽しいことに気づかされます。

まだ骨組み段階で理詰めに徹していますが、これまで忘れていた遊び心やアイデアも付加していきたいです。今のところ原型を除いてデザイン性は皆無なのもあり、ブログでは汎用性のある(ある意味無価値な)ソースを配布しています。その過程で自分の中にある穴や今後に繋がるアイデアを発見できます。その繰り返しです。

注がれるエネルギー量がこれまでと段違いなので、苦しみも喜びの手応えも大きいです。今年に構築したサイトに組み込んだものは2日間で全て教習でき、それらは小手先のものでたいしたことはなかったのだと気づきました。次はやはり原点であるアイデア想起の喜びに立ち返ります。それに必要なインスピレーションを保つために、友人に伝授していただいた瞑想法で集中力を高めていて、実際の作業時間よりもそれに当てる時間の方が多かったりします。

リエーターや職業を問わず、トランス状態を常にキープしコントロールできている方が多く見受けられるので、これからもひとつの与えられた手段として作り続けていきたいです。自分にできることはすべきことは何かと自問自答を繰り返しましたが、いずれはクリエーターという垣根を無くすため、テンプレートやそれを吐き出すシステムなどひとつの原型を作りたいと思いました(だってまあ寂しいじゃないですか……)。16歳の頃と同じことを言っていますが技術を吸収する期間も意外と重要だったようです。もちろんシステマチックな作業の他にも自己表現は大切なので、ゲームというのも素晴らしい媒体かもしれません。